The 19th Japan Awake Surgery Conference

第19回日本Awake
Surgery学会

「Awake craniotomy を極める」

Web開催について(会長挨拶)

現地開催断念

 さて、いよいよ、学会開催まで1か月余りとなりました。久しぶりの札幌開催を期待する声に応えるべく現地開催を前提に準備を進めてまいりました。一方、参加者によっては県を跨いだ移動を制限されたり、あるいは戻られた後に2週間の自宅待機を強いられるなど、参加が現実的でない地域もあるようです。さらに、変異型の新型コロナウイルス感染は増加の一途をたどり、ワクチン接種も遅れている中で、先行きが見通せない状況です。

 そのような状況を鑑み、大変残念ではありますが、日本神経麻酔集中治療学会ならびにAwake Surgery学会の現地開催を断念し、完全Web開催に変更することとしました。具体的には以下のように調整します。

Awake Surgery学会

  • 認定講習(ランチョン講演を含む)はオンデマンドで2か月ほど視聴可能として提供する。

  • 一般演題はPowerPointなどを利用した媒体を動画にして、オンデマンド配信する。

  • 原則オンデマンド開催となるため、現地開催予定の役員会やワーキンググループは参加者が出やすい時間帯を検討し、当日中にWeb開催とする。

日本神経麻酔集中治療学会

  • 現地開催に合わせた役員会等は同時間帯のWeb開催とする。

  • スポンサードシンポジウムはLive開催とし、事前登録者にはパスワードを渡して視聴できるようにする。

  • 優秀演題ならびに一般演題はPowerPointなどを利用した媒体を動画にして、オンデマンド配信する。

  • 抄録集は作成し、HPでPDF、参加者や協賛社には紙媒体を送付する。

  • 優秀演題は選考委員会で採点の上、後日公表、表彰する。
 

 私自身、対面でのディスカッションの有用性を重々に承知しており、現地開催を大変楽しみにしておりましたので、本当に残念で仕方ありません。ただ、一方で自分の空いた時間に興味のある演題などを視聴したり、あるいは認定講習が2か月にわたってオンデマンドで視聴できるなど、場所と時間を選ばないというのもWeb開催のメリットかと思います。認定講習に関しては登録期間を延長しますので、施設内で協議され、認定施設となるかどうかを検討の上受講が可能です。

 本年11月には、札幌で日本臨床麻酔学会を開催します。笑顔で関係者が札幌でお目にかかれるのを本当に楽しみにしております。

コロナの終息を祈って…

2021年5月10日

第19回日本Awake Surgery学会
会長 山蔭 道明
札幌医科大学医学部麻酔科学講座

第19回日本Awake Surgery学会E-mail: 2021awakesurgery@ec-pro.co.jp