この度、第7回日本ニューロサイエンス看護学会学術集会を、2020年3月7日(土)、北海道札幌市(札幌市立大学看護学部)で開催させていただくこととなりました。
日本ニューロサイエンス看護学会は、ニューロサイエンスに関連した看護を学究的に推進することを目指す学会です。改めてニューロサイエンスとは何かを考えますと、脳の機能に関連する先端的かつ幅の広い学問領域です。脳機能に障害をもつ人々を支える看護もまた、脳の機能可能性を見据えつつ、その人に心を寄せた看護を目指すことが求められます。
ニューロサイエンスに限らず、現代社会の変化はめまぐるしく、物事の表面的な知識では立ちゆかない状況が生まれています。今こそ、物事の根底にある本質を見つめ、時代の変化にも揺さぶられない原理を使いこなす能力を身につけたいものです。
そこで、学術集会のテーマを「ニューロサイエンスナーシングの本質とは何か?」とし、皆様それぞれがこの問いについて考える機会としたいと考えました。
ニューロサイエンスナーシングはまだまだ確立しているとはいえません。障害を持つひとの尊厳を守り、その人のLIFEを支えるために考えるべき「エッセンス」となる講演をご用意しました。
北海道の3月はまだまだ春が待ち遠しい季節です。「ふきのとう」が雪の中から一番に春を告げる時期。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。
第7回日本ニューロサイエンス看護学会学術集会
会長 神島滋子
札幌市立大学看護学部